企業分析と未来企業発掘 専門性から広げる企業と、技術を取り込む企業
本日のJMEI「企業分析と未来企業発掘」です。これまでの進行を引き継ぎ、今日は日本 No.005=シスメックス、海外 No.006=Medtronic とします。
今日の比較|シスメックス × Medtronic
この2社は非常に良い教材になります。
シスメックスは、検査という狭い領域で世界的競争力を築き、そこからデータ・AI・ロボティクスへ広げようとする企業です。
Medtronicは、循環器・神経・外科・ロボットなど多数の技術を抱え、さらにM&Aで新しい技術を取り込む総合型企業です。
つまり、
- シスメックス=専門性から拡張するモデル
- Medtronic=巨大プラットフォームへ技術を取り込むモデル
という違いがあります。
ここからJMEIの「未来企業発掘」に一つ重要な方法論が生まれます。
大企業そのものを見るだけではなく、「世界的大企業が買収・出資している小企業」を追う。
これは今後、Innovation Watch 20の企業を探す有力なルートにしましょう。
本日のJMEI企業分析ゼミ
- シスメックスの競争優位は「検査機器」でしょうか。それとも「試薬が継続して売れる仕組み」でしょうか。
- 中国売上が減少していても、シスメックスを成長企業と評価できるでしょうか。
- 検査データをAIに利用できれば、シスメックスのビジネスモデルはどう変わるでしょうか。
- Medtronicはなぜ、自社開発だけでなくスタートアップを買収するのでしょうか。
- 将来有望な医療企業を発掘するなら、「Medtronicなどが買収する前の企業」をどう見つけるべきでしょうか。
特に5問目を今後の「未来企業発掘」の中心テーマにしたいと思います。企業分析を続けながら、大企業のCVC、提携、M&A、FDA承認、大学発技術まで逆方向にたどれば、JMEI独自の「次の医療企業」を見つけられる可能性があります。
※本記事は企業・産業研究を目的としたものであり、特定の株式の購入・売却を推奨するものではありません。